「マッシュアップ」の特集など、新鮮で面白い企画があり興味深く聴けた。
ゲストが出演するコーナーでは、もう少し掘り下げた内容で話題を展開して
ほしい。
全体的に、クオリティの高い音楽を中心とした、落ち着いて聴くことのできる
番組である。

サラリーマンの日常性を上手く表現したラジオドラマで、楽しく聴くことができる。
ただ、登場人物が類型的で、やや物足りなさも感じた。
シナリオとＣＭが融合して入る演出は、ドラマのイメージがうまく保たれて表現されていたが、ＣＭと分かりにくく戸惑うこともあった。
今後は、シナリオのレベルを向上し、深みのある面白さが感じられる番組になるよう期待したい。

アーティストコーナーや逆電コーナーなど、コンテンツが豊富で充実した番組である。
パーソナリティー二人のトークは面白く、テンポ良く聴き進めることができるが、慌ただしく感じる時もあった。
全体的に、携帯メールや掲示板からリスナーが参加することで新しいコミュニケーションの方法を生み出しており、ウェブという無音の世界にラジオが介入した新しい番組といえる。

音楽やアーティスト情報に加え、道路交通情報や天気予報など様々な情報が盛り込まれ、バラエティに富んだ番組である。パーソナリティーの掛け合いもテンポ良く明快で、聴きやすい。
メール選手権のコーナーは、内容に偏ったものが多く、面白さが伝わりにくい。今後は、紹介するものを厳選し、内容に関してのフォローをすることで、リスナーが分かりやすく楽しめるものになるよう期待したい。

聲明というラジオ的で珍しい題材を取り上げていて、興味深く聴くことができた。
聲明についての歴史的背景の説明も詳しく、分かりやすかった。
他の音楽とのセッションに関して、特にジャズとの場合は合わせるのが難しく、
演奏に無理がある感じがした。

テンポのあるトークと親しみやすい雰囲気で番組が進められていて、
楽しく聴くことが出来る。
リニューアルしてターゲット層を下げたことで、パーソナリティのテンションも高く軽い感じであるが、くだけ過ぎる時があり気になった。
音楽に関しては、ポピュラーで分かりやすいものが上手く選曲されている。
ミュージックトラックバックのコーナーは、電話での会話のため曲名などが
聴き取りにくく、進め方も一方的で宣伝のような印象を受ける。

ナナ･イロの二人の素朴なキャラクターが親しみやすく、心地良く聴くことができた。
番組のほんわか、まったりした雰囲気が夕方の時間帯に合っていて、曲やＢＧＭも上手に合わせて選曲されている。
ジングルに関して、手づくり感はあるが中途半端な使い方に違和感を覚える時があり、今後の改善が望まれる。

祭囃子の音により、お祭りの様子を想像しながら番組を聴き進めることができ、ラジオ的で楽しい番組である。
しかし、旅人であるリポーターが淡々と話を進めていて、インタビューを繋ぎ合わせただけの番組という印象も受ける。
今後は、リポーターが主体性を持った質問や現場の描写をリアルに伝えることで、リスナーの想像力を掻き立てラジオの特性を活かした番組になるよう期待したい。

義家さんの声はソフトで聴きやすく、誠実そうな語り
で、落ち着いて聴くことができる。
しかし、「トークアンドトーク」というタイトルの
割にリスナー同士のやりとりも無く、議論が並列的で
積み上がっていかず、物足りなさを感じた。
全体的に、義家さんの一人喋りという印象は否めず、
議論というよりは結論に向かって誘導的に進められて
いる印象を受ける。
今後は、リスナー同士が自由に議論し合えるような
進め方で、番組に広がりを持たせることが望まれる。

梶原さんは、ベテランらしく歯切れの良いトークで安心して聴くことができる。
ただ、早朝という時間帯の割に多少テンションが高いようにも感じる。
音楽は、番組ターゲットに合ったものが上手く選曲されている。
漢詩のコーナーは意外性が合って面白いが、説明不足でもどかしく感じる点もあり、改善の余地がある。
全体的には、朝の情報番組ということで、様々な要素を含んだ魅力的な構成になっている。