小林幸子のキャラクターを前面に押し出した番組構成になっていた。
メールでスタジオとリスナーを強力につないでいて、番組に立体感を感じた。
ドグマ風見は小林幸子を上手くたてていて、テンポ良く展開していたが、小林のキャラクターが強すぎて、その印象しか残らない気がする。
音楽も強烈な選曲だった。

ＦＭラジオでは、今までにないタイプの番組である。
ＡＭラジオで以前放送していた深夜番組を思い出した。
パーソナリティーの3人のポジションが分からず、まとまりが無かった。
創り込まれた部分が無く内容に深みが無い点では、ラジオの良さを感じなかった。
限られたリスナーを対象にするのであれば、もっと徹底した内容にして欲しかった。

音楽の比重の高い番組で、心地よく聞くことが出来た。
パーソナリティーのりアド慈英蘭は温かいキャラクターで好感が持てるが、トークの内容に深みを感じない。
リスナーからのメッセージに対する受け答えにもまとまりが無く、もう少し工夫が欲しい。
ホームページの頼り過ぎていて、ラジオ本来の良さが損なわれているのが残念である。

全体的に聞きやすい番組だが、癖が無い分特徴に欠ける感じもする。
パーソナリティーの桑原りささんは、好感が持てるトークであるが、もっと突っ込んだトークをしても良いのではないか。
リスナーからのメッセージも、話題に新鮮味を感じなかった。
ニューヨークからのレポートは非常に面白かった。
音楽は良い選曲がなされていたが、時間調整に使われていて、途中で終わるのが残念だ。

番組出演者とスポンサーが融合した番組で、良く計算して創られている。
パーソナリティーの百田夏菜子と玉井詩織は、幼く聞こえるが、それぞれの役割を理解していて上手い対応をしていた。
ナビゲーターがゲストを上手くリードしていて、話がわかりやすかった。
音楽も考えられた選曲になっている。
全体的に軽い番組だが、良く創り込まれている。

パーソナリティーの藤田佳代さんとユーチューバー・カズさんは音声もクリアでＦＭらしい番組だ。
しかし、カズさんの仕事についてのもっと詳しい説明が欲しかった。
ＷＥＢとの連動は、新しい試みではあるが、ユーチューブに依存し過ぎているのではないか。
今後、個性的なゲストがどれだけ探せるかがカギになるのではないか。

福山の福山による福山ファンの為の番組である。
福山雅治の清潔感のあるトークは、特に女性には好感を持たれるのではないか。
ただ、たまたま番組を聞いた福山ファン以外のリスナーには、必ずしも楽しめる内容ではない。
ＣＭは番組との一体感を感じて良かった。
リスナーからのメールの取り扱いについては、もう少し工夫が欲しい。

パーソナリティーの井上洋子さんは発声が明瞭で聞きやすく、一生懸命さが伝わり好感が持てた。
しかし、会話に広がりを感じないのが残念だ。
音楽は上手にリミックスされており、心地よく聞くことが出来た。
レポーターの加藤美智子さんは聞きやすいおしゃべりだが、内容的に物足りなさを感じた。

パーソナリティーの篠原ともえはデビュー当時は強烈な印象だったが、現在は落ち着いた女性で、幅広い人に好感をもたれると思う。
補佐役の西樹の立ち位置が気になった。
特に最後のまとめのコメントは、意味が分からないとおもった。
ＷＥＢは番組後半は詳しく紹介されているが、前半部分は情報不足である。

25分という短い番組の中で2本立てと言うのは、内容が希薄
になってしまうのではないか。
1本にして、グレゴリー・スターの編集者としての映画に対
する見方をとり入れても良かったのではないか
番組としては創り込まれていて、ゲストのトークは聞き応え
があった。
音楽も、映像的に紹介していて感心した。
映画のコアなファンにはたまらない番組である。