多彩なおしゃべりと曲で構成された番組である。
パーソナリティーの板井麻衣子さんは、やさしい落ち着いたトークで好感が持てる。
一方、お昼に車内で聞いていると聞き取りにくい面もあった。
コーナー名が似かよっていて、区別しにくい点が気になった。
あまり深く掘り下げた話題はなかったが、バラエティに富んでいて面白かった。

売り手側の発想による発言が多く、消費者の立場のリスナーにとっては、興味深い内容とは言えない。
違う視点を持ったゲストの起用が必要なのではないか。
ビジネス書の紹介に終始していて、あまり深みのある内容になっていないのが残念だ。
音楽はリズミカルで良かった。

パーソナリティーの堀　謙さんの個性あふれるトークと音楽で構成された番組である。
メールの中身にリスナー同士が番組放送中に反応するなど、臨場感にあふれていた。
しかし「ウォークメン」のコーナーは、意味が理解できず長さも長すぎると感じた。
パン作りのコーナーは、ラジオとしては画期的である。

桑田佳祐さんのトークに頼り切っているが、桑田さんの引き出しの多さに助けられている。
55分間の番組を途中ＣＭ無で構成していたが、桑田さんの才能の豊かさを感じる。
リスナーとの1対1の感覚が良かった。
間もなく放送1000回を迎えるということだが、支持するリスナーが多いことが長寿番組の要因であろう。

番組全体はバラエティーに富んでいて楽しく聞くことが出来た。
しかし、パーソナリティーの小山薫堂さんと柴田玲さんが、情報を整理しきれていない部分があり気になった。
また、電話でのインタビューでは、電話に声が聞き取りにくく残念だった。
ＷＥＢは充実しているが、全体的に取材が足りないと感じた。

しっかりと創り込まれた番組である。
構成が小市民的生活にマッチしており、ストーリーと音楽の関連性も考えられていた。
ＣＭも上手く創られており感心した。
効果音の使い方も適切で良かった。
デフレ時代にスタートした番組であるが、時代背景に即した構成になっていると思う。

リスナーのターゲットが絞れていない感じがした。
全体的に幼い感じがして、中学生や高校生の間では話題になっているのだろうと想像できるが、年配者には面白さが分かりにくい内容である。
パーソナリティーの国分太一さんのトークは軽快であり、アドリブの楽しさを感じた。
しかし、選曲にはもう少し工夫が必要なのでないだろうか。
スタッフの笑い声が放送中に入っていることにも、違和感を覚えた。

音楽がしっかり放送されていて、最近のＦＭ局としてはめずらしい番組である。
音楽とＣＭの構成の仕方も工夫されていて良かった。
パーソナリティーのnonaのスローテンポな語り口も好感が持てた。
ＷＥＢも充実しており、番組内容とＷＥＢのスタンスをはっきり分けるというのは、時代に合った方法だと感じた。
長く続いて欲しい番組である。

「笑顔」をキーワードに、パーソナリティーの山寺宏一さんの魅力が活かされている番組である。
土曜の朝に何かをしながら聴く番組として良く、話題も灰汁のないトピックスが選ばれている。
WEB上に曲紹介が載せられていたり、コーナーで取り上げた本の紹介も詳しくなされており、ラジオ番組としてWEBを上手に活用している。
選曲も良く、心地よく聴くことが出来た。

日曜日の朝の時計的番組である。
都会生活者向けに、森の存在を初歩的な部分で伝えている番組とも言える。
パーソナリティーの高橋万里恵さんは自然な声で聞き易く、音楽も良かった。
しかし、都会の人が聞くには良いが、地方に住む者にとっては疑問を持つ内容もあり、もう少し自然と人間の共生という視点が必要なのではないか。