85分という時間を上手に使った構成で、ラジオのゆとりを感じる番組である。全体的に社会的なムーブメントをつくろうという意志が伝わる良い番組だと思う。
ＣＯＰ１０開催直前の番組として、内容的にも評価できるものであった。
ＤＪの横田はるなは、もう少し自分の感情を出したしゃべりをしても良いのではないか。

賑やかで、やまだひさしのキャラクターを十分に生かした内容になっている。
良い意味でＦＭらしくない番組になっている。
ただ、中高生にはふさわしくない内容も一部含まれており、改善の余地はあると思う。
また、深夜に4時間という長さも検討すべきではないか。

音楽は良質なものが放送されていて、安定感がある番組である。
しかし、ナレーションの内容が希薄で、トーンも大沢たかおのキャラクターに合っていないような感じがする。
また、番組内では曲紹介がされていないが、ホームページに頼りすぎるのも問題ではないか。

構成作家の力量が滲み出る番組だ。
知らない野菜についての薀蓄など、勉強になる内容も多く、聞いていてためになった。
構成がシンプルで余計なものがなく、それでいて充実した番組になっている。
紹介された野菜の日本での栽培状況などの情報があれば、より企画意図に沿った内容になるのではないか。

軽快な音楽番組である。
スタンダードな選曲と、嫌味のないトークが日曜日の朝の番組にふさわしい。
ジャズに詳しくないリスナーも入りやすい構成になっており、古き良き時代を思わせる番組になっている。

ＮＨＫの大河ドラマで、坂本龍馬や松平春嶽が登場する時期と重なっており興味深く聞いた。
ゲストのおしゃべりは落ち着いていてわかり易く、現場主義で歴史を検証するという番組の手法は、文献などに頼るより説得力があったと思う。
音声のバランスに多少難があったが、全国から観光客を呼び込むとういう点からも、うまく構成された番組だと思う。

個性的ではあるが、若干内容的に希薄に感じる部分もある。
以前はもう少し音楽的に深い内容だったが、今回は音楽を聞くというよりもトークを楽しむ番組になっている。
ラジオというメディアは1対１で楽しむものだということを強く感じる内容になっていた。
過去を振り返る楽しさを教えてくれており、時代を感じる番組である。

ＤＪの小松成美の真面目な性格が伝わって好感が持てた。
また、放送に対して慣れていないアマチュアっぽさが逆に新鮮だった。
特に、ゲストに東京スカパラダイスオーケストラを迎えた週は、アーティストの楽屋話を聞いているようで、大人の雰囲気が醸し出されていた。
ただ、迎えるゲストによって若干出来栄えにバラつきがあるのが気になった。

全体的には非常に面白かった。
掛け合いの間合いがアップテンポで、新しいラジオドラマの展開を感じた。
シナリオも良く出来ていたが、若干リアリティーにかける点が気になった。
出演者はアナウンサーだったが、マイナスの感情をセリフに載せるには少し不利な点もあったのではないか。
声だけで演技するのは難しいと思った。

スポーツファンでなくても楽しく聞ける内容となっている。メールテーマも一般的で、親しみを持てるものである。
ただ、もう少しスポーツについて深く切り込む内容や、マイナーなスポーツについても取り上げる姿勢が欲しい。
DJの2人は嫌味がなく好感が持てた。