起承転結がない型破りの番組である。理念的には立派とは言えないが、総合的には面白い番組だと感じた。
内容を整理すればもっと良い番組になるのではないか。
音楽を紹介するコーナーではきちんと音楽を聴かせてほしい。

シティ・ポップという音楽ジャンルがよく理解できた。
タイトルにも合っており、ターゲットも明確である。
30分間がすーっと流れていった。邪魔にはならない、悪くいえば残らない番組であった。
パーソナリティのファン向けの番組ではないはずなので、おしゃべりの内容がたわいない部分も気になった。

パーソナリティーのユキ・ラインハートさんの語り口がやわらかで、時間帯に合っている。
取り上げたミュージシャンの活動や生き様を通じて、ロックギター自体の魅力が再認識できた。
リクエスト特集は普段かからない曲が選曲されていて懐かしく聴くことができた。
総じて、音楽好きを満足させる質の高い番組である。

曜日によって内容にばらつきがあって、番組のコンセプトが良く理解できない。
月曜日の番組は、話の内容は面白みを感じるが、展開が速すぎると感じた。
火曜日は大学のランキングについての話だったが、基準が明確でなく、内容も希薄だった。
ラジオそのものがサードプレイスであり、その切り口に挑戦している点は好感が持てる。

味をラジオでどう表現するのか、とても興味があった。
ホスト役の小山薫堂の声は、深夜番組にマッチした良い声だと思う。
丁寧に作り込まれた番組だが、構成が複雑すぎて、解りにくい部分があった。
ホームページにあるように、食を通してゲストの人間性をもっと掘り下げる内容があっても良いかもしれない。

2週間分1時間で、ゲストの活動内容や考え方が分かるようになっており、1時間のプログラムを2週に分けているという感じがした。
ゲストの渋谷慶一郎は、早口で所々聞き取りにくいところがあり、パーソナリティーの茂木健一郎がもう少しフォローしても良いのではないか。
若いクリエーターに対するアドバイスなど、聴き応えのある内容であった。

かなりコアな番組であり、ファンにとっては有り難い番組ではないか。
ただ、内容的にもう少し深みがあっても良かったと思う。
ロックという音楽には、もっと激しいイメージを持っていたが、出演したバンドはどれも上品で、社会に対する反骨心のようなものを感じない。
制作している局側の意向が感じられない番組だ

10分間の番組であるが、ゆったりと聞かせる番組である。
また、何かをしながら聞き流す番組ではなく、じっくりと聴きいる番組である。
最近はパソコンに向かうことが多く、漢字に直接触れる機会が少なくなったが、漢字に対するストーリーが面白く語られており、聞き応えのあった。
イメージを膨らませながら、漢字文化の素晴らしさを学ぶことが出来た。

スポーツと音楽の融合という切り口は面白いが、篠原信一と、前園真聖という人選は疑問だ。
ただ、この2人を起用した番組として、大胆さでは成功していると思う。
女性ボーカルの曲は聞き応えがあったし、ボーカリストへのリスペクトも感じられて好感が持てた。
番組の主旨としては、スポーツと音楽の関連性をもっと強調した方が良いのではないか。

パーソナリテイーのベッキーは休養から復帰後、初のラジオ番組ということで、頑張っているのがよく分かった。
オープニングのトークなどの表現も素晴らしく、力量が感じられた。
しかし、ゲストの選定ではベッキーが話しやすい相手にこだわり過ぎていて、もっと客観的に捉えることのできるゲストの方が良いのではないか。
音楽も印象に残るモノが少なく、選曲に統一感を感じなかった。