企画として、非常に完成された番組である。
ゲストのおしゃべりも聞きやすく、ラジオらしい臨場感も感じられた。
しかし、中田美香さんの「科学が嫌い」という発言は、番組の内容的に適切とは言えないのではないか。
動画の活用などホームページが充実している点は評価できる。

全体的に聞きやすい番組である。
しかし、内容的には具体性に欠けており、現実の事象と食い違う点も散見される。
自然の良さを、イメージ的な言葉だけで表現するのは限界があるのではないか。
体験に即した原稿内容にすることが望ましい。
音楽はBGMも含めて良い選曲であった。

ローカルラジオ局が制作する番組としては革新的内容である。
ラジオと本の親和性という着目点はすばらしい。
それぞれの放送がバラエティーに富んでいて、聞いていて本が読みたくなる内容である。
番組のホームページも充実していて感心した。
制作者の熱意が伝わる番組で、長寿番組にして欲しい。

農業をテーマに10分間の中でまとまっていて、コンパクトな良い番組だ。
毎回興味深い話題を設定しており感心した。
内容的にもコマーシャル的なものが無く充実していると感じた。
各回ともメリット面だけが強調されており、デメリット面も更に掘り下げる必要があると思った。

聞いていて福井鉄道新型車両に乗りたくなるような番組だった。
ただ、車両の説明など現実的な話題に終始しており、将来のビジョンを語る場面がもっと欲しかった。
新型車両導入と街づくりを結び付けようという意図は感じられたが、広がりに欠けた感じがする。

時間帯ごとにバラエティーに富んでいて、それぞれに特徴的であった。
パーソナリティーの杉崎美香さんはクリアな声で聞き易いしゃべりだが、逆に印象が薄い感じもした。
「ニュース・フェイス」「フェイス・トゥ・フェイス」など内容的に充実しており、全体的には聞き応えのる番組だった。
杉崎さんのカラーが出ている番組である。

パーソナリティーのゴリさんは、ゆったりとした語り口で、安心感がある。
家族でドライブ中という設定だが、暖かさが感じられ好印象を持った。
テーマの沿った選曲もポジティブなものが多く楽しく聞くことが出来た。
また、ＣＭも番組との一体感が感じられ良かった。
メッセージ性も感じられ、とてもイメージフルな番組である。

パーソナリティーの春風亭一之輔は落語家らしい軽快なトークで良かった。
アシスタントの番井奈歩も存在感があり、受け答えも上手かった。
「落語ショート・ショート」のコーナーでは古典落語を途中まで紹介して、残りは次週に放送とのことであったが、落語を途中で終わらせるのは良いとは思わない。
全体としては落語家らしい構成で、まとまりのある番組だった。

田原総一郎さんと今井彰さんの番組は対照的であったが、どちらも聞き応えがあった。
早朝という放送時間はじっくり聞き込むのに適しており、途中にＣＭが無いのも良かった。
田原総一郎さんの人の話を遮るしゃべり方は不快ではあるが、情報としては興味深いものがあった。
久ぶりに硬派の番組を聞くことが出来た。

パーソナリティーの井門さんと森さんは、よく似ていますが、月・火の井門さんと森藤さんのコンビに比べ、水・木の森さんと中込さんのコンビの方が掛け合いが上手くいていたように思う。
ただ、全体に軽薄な雰囲気があり、無理やりキャラクターを演じている感じがした。
音楽は非常に良く、聞き入ってしまった。